北海道上士幌町で「暮らす」こと、「働く」こと。
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北海道上士幌町で「暮らす」こと、「働く」こと。

かみしほろシェアOFFICE

こんにちは。管理人の辻です。

上士幌町では、今、一緒に「かみしほろ縁ハンスPROJECT」の取り組みなどを進めていただく、地域おこし協力隊を募集しています。

▼【地域おこし協力隊】関係人口創出推進員

もしかしたら、このnoteを読んでくださっている方の中にも上士幌町で働くことに、興味がある方がいるかもしれないですよね。ということで、今まさに「地域おこし協力隊」として日々働いている私の目線で、上士幌町で働くこと、暮らすことについて、おすすめポイントを紹介します。

※あくまでも個人的な意見なので、ご参考程度に!

上士幌の「地域おこし協力隊」おすすめポイント

1)住宅を提供してもらえる

田舎って、家賃が安いし古い建物が多いイメージがありませんか?私はそんなイメージをもっていました。

地方は一部を除き人口が減少していて、そのため空き家がたくさん転がっていて、建物は無料同然なのだろうと。

しかし、移住してみて、実は上士幌町はそんなに家賃が安くないという事実がわかりました。

私が住んでいるところは、築7年で、1LDKで約5万円。正直、高いと思いました。都市部だと最寄り駅はどこか、駅からの距離(徒歩何分か)というアクセス(立地)の部分によって、賃貸住宅の価格が変わってきたりしますが、上士幌町の最寄りの駅は帯広駅で駅から車で約50分(!)という立地で、とても“便利“とは言えないからです。

なぜかなと思って町の人に聞いたところ、上士幌町は田舎なのに2015年ごろから人口の減少が下げ止まりしているという特殊なことが起こっていて、移住者の数も増えてきて賃貸住宅の数が足りていない。で、新しい賃貸住宅がどんどん建っているから家賃が高いという事実を知りました。

私の知り合いには、上士幌町で働いているのに、家が見つからなかったから隣町に住んでいる、なんて方も・・。

そんな状況の町に移住するとすれば、自分で物件を探すのがそもそも大変だし、自分で払うとしたら賃料が高いので大きな負担になります。

しかし、地域おこし協力隊であれば、通勤しやすいエリア内で役場側が住宅を探して用意してくれます。この点はとてもありがたかったです。

2)地方の最先端を間近で見れる

仕事をする中で、日々、地方の最先端を走っている自治体なのだなとつくづく感じます。

やっている取り組みの中には「日本で初めて」なんてキーワードも。
私の業務ではないのですが、町としてやっている取り組みには例えばこんなのがあります。

「地域おこし協力隊」という立場の中で、国や地方の将来を変えていくことにつながるかもしれない仕事の現場に関われることは、とても貴重だなと感じています。

3)地域に根付くための土台をつくれる

そもそも、「地域おこし協力隊」という制度は国(総務省)が定めたもの。都市地域から過疎地域等の条件不利地域に移住して、地域ブランドや地場産品の開発・販売・PR等の地域おこし支援や、住民支援などの「地域協力活動」を行いながら、その地域への定住・定着を図る制度です。任期は最長3年間。

なので、卒業後は”その地域で自ら事業をはじめてもらいそのまま町にいてもらう”というのが一番望まれている形。
町は、自分で何か事業を始めたいという方に来て欲しいし、そういう人にとって「地域おこし協力隊」は、町に定着してもらうための支援が充実した制度なので、メリットが大きいです。

上士幌町で事業を始めるメリットは大きく2つあります。

①経済面

任期終了後には、町で何か新規事業を始めるときに事業費として使うことができる「100万円」を支援してもらえます。

また、事業費の1/2(最大300万円まで)を補助してもらえる、上士幌町の創業補助金も同時に活用できます。
※こちらは、別途審査があります。

町から支援を受けた100万円と自腹で200万円を事業に投じれば、最大600万円の事業ができるというありがたい制度。

ちなみに、正直、遊ぶ場所も少ないので自然と節約ができます。田舎あるあるかもですが、かなり貯蓄しやすいです。

②人間関係

「地方に移住して何か新しい事業を自分ではじめたい!」という時、縁もゆかりもない地域にいきなり飛び込んで、いきなり事業を初めても、地域の人との関係性がないと、警戒されてしまったり、なかなかうまくやることは難しいのかなと感じています。

その点、「地域おこし協力隊」という立場をきっかけにして、仕事の中で地域の方とたくさんのつながりを作ることができます。

応援してもらえる人が町にいるのは心強いし、自分で事業を始めるときのパワーになります。

いい形で地域との関係性を作ることができるかなと思います。

”不便”を楽しむ生活もよい

もちろん、メリットばかりではなくデメリットもあります。やはり田舎には無いものがたくさんあります。便利さという部分では、都会には敵いません。

1)車が必要

最寄りの駅まで車で約50分、空港までは車で約1時間半。
町の方々はほぼ自家用車を所有しており、移動手段として車がないと、とてもじゃないけど不便な環境です。

ただ、上士幌町はまちづくりの方針として「コンパクトシティ」を目指しており、生活する上で必要な公共施設を市街地に集めて、徒歩で周遊できるようになっています。

交通弱者と呼ばれる、高齢者や小さな子供、自家用車を持たない移住者などに提供する公共交通サービスも実証を行い、検討を進めているところ(前述のMaaSプロジェクトがまさにそれ)です。

車がなくても便利な町とはまだまだ言えませんが、町内にはカーシェアサービスもあります。

平日は徒歩や自転車で済ませ、休みの土日はカーシェアサービスで遠出する、そのような車を持たない生活をしてみるのもありかもしれないです。

2)選択肢が少ない

都市部の暮らしでは日々「選択」を迫られる場面が多すぎるように感じます。移動する時は、携帯の検索で出てきた複数あるおすすめルートから一番安くて早い効率的なルートを選んで、目的地に一番最短でたどり着ける電車の車両を選んで。外食する時は、星の数ほどある飲食店の中から口コミを見て評価が高い美味しそうな1つを選んで・・・。

ここは田舎なので、たくさんの飲食店の数があるわけではないし、近くに流行りの化粧品や洋服は売っていません。選択肢の数が少ないのです。

なので、頭の中がクリアに。

スティーブ・ジョブズが「選択」を減らすために毎日同じ服を着ていたエピソードは有名ですが、ここだと、自然とこれに近い環境になります。

考え事や何かを生み出す仕事をするのであれば、集中できて快適なので逆に良い環境なのではないかなと思っています。

それに、町内にはインターネット環境が行き渡っているので、インターネットショッピングである程度のものはほとんど揃います。

3)”SDGsな香り”が町をつつむ

上士幌町は、牛の数が人間の数より多い。
人口約5000人に対し、牛の数は約4万頭を超えます。
なんと人口の8倍以上!

牛の数が多ければ多いほど、多くなるのが糞尿。
これを町ではエネルギー資源として活用しています。

糞尿を発酵させ、そのバイオガスを使って発電。その電力はかみしほろ電力で販売される。そして、発電後にのこったものは堆肥として畑に散布されます。無駄なく、ぐるっと循環しています。

おそらく、畑に散布された堆肥の匂いなのですが、月の半分以上は町が芳しい香りに包まれています(私の感覚値ですが)。匂いがついてしまうので、洗濯物は外に干せず、私もですが多くの方は室内干ししています。

けど、嗅ぎすぎて鼻が慣れてきたので今となっては、匂いはあまり気になりません。あと、今年は近くにコインランドリーもできたので、室内干しできないものはそこで乾燥するのもありです。

私たちは「SDGsの香り」なんて冗談を言いながら楽しんでます!

何かが起こっているまち「上士幌町」

そんな日々で感じているのは、上士幌町には今、何かが起こっているということ。

町の方向性やコンセプトが既に明確で成熟した素敵な町はたくさんあります。けど、ここは少し違っていて。新しい変化が常に起こっていて、今まさに新しい未来への過渡期のど真ん中にいるような感覚です。

まちの未来に入り込める余白がある、というか。

私自身も、上士幌町の未来を作っている当事者の一人なんだよな、と感じることができています。

漠然と抱いていた”地方で事業をはじめること”が、ぐっと身近になった気がします。

【お知らせ】オンライン採用イベント開催「SDGs未来都市で、働こう。」

実は、冒頭で紹介した地域おこし協力隊の他にも、町で働く人材を募集しています。

▼ICT企画系公務員(by上士幌町)

企業滞在型交流施設の運営メンバー(by(株)スパイスボックス

たくさんの方に応募していただき意欲ある人材に町に来て欲しい!

ということで、週明けの12月27日(月)に「上士幌で働く」をテーマに、これからの新しい暮らし方や生き方について語り合う、オンライントークイベントを実施することになりました!私も少しお話しさせていただきます。

概要:
【オンライン採用イベント】SDGs未来都市で、働こう。


「SDGs未来都市で働く」をテーマに、様々なゲストを交えながら新しい暮らし方や生き方について考える、オンライントークイベント。第一部ではワーケーションでの「働く」をテーマに、北海道上士幌町で計画されている新たなワーケーション体験についてお話ししていきます。第二部では上士幌町での「働く」をテーマに、町役場や地域おこし協力隊、役場で働く企業、町でビジネスを始める企業、ワーケーションを上手に活用するビジネスパーソン。様々な視点から「上士幌で働く」を語っていきます。

日時:2021年12月27日(月)19:00〜21:00
開催場所:zoomでのオンライン配信
※配信URLはお申込みいただいた方に後日メールにてお送りします。

参加していただけると、上士幌町がこれからどのような町になっていくのか、何を目指しているのか、どんな人が働いているのかが少し見えてきて、「上士幌で働くこと」が自分ごとに近づくのではと思います。少しでも北海道上士幌町で働くことに興味・関心がある方は、お気軽に参加してみてください。

たくさんの方の参加をお待ちしています!


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北海道十勝地方の北部に位置する、上士幌町(かみしほろちょう)にあるシェアオフィスです。管理人が記事を書いています。 【上士幌町について】農業や観光業がさかんで、牛の数が人口より多い。地域や地域の人々と多様に関わる方を増やすべく、様々な新しい取り組みに挑戦しています。